うえはら内科クリニックで実施可能な生理機能検査をご紹介します。

適切な治療のためには、詳細な問診・診察に加えて、症状に応じた適切な検査が大切です。

お困りの症状にしっかりと診断を付け、ご自身の症状に納得して治療に向かっていただけるように努力します。

病院施設での更なる検査・治療が必要な際も、検査結果をお付けし、病院施設でスムーズに治療が受けられるように努めます。

生理機能検査

心電図検査

検査の概要

絶えず働く私たちの心臓では、規則的に発生する電気的な興奮を心臓各部に伝え、それに合わせて各部位が調子を合わせて収縮し、効率よく全身に血液を循環させています。

そのような心臓の各部位での電気的変化(電気信号の伝わる様子)を記録するのが心電図です。

心臓を様々な方向から観察するために、

・4つの肢誘導(両手首・足首のクリップ)
・6つの胸部誘導(左前胸部のシール)

を装着して測定します。

**女性患者さんの検査時は、基本的に女性看護師・女性検査技師が担当しますのでご安心ください。

関連する症状

  • 動悸、脈の乱れ
  • ふらつき、失神
  • 胸痛(労作時、安静時)
  • 息切れ(心不全)

など

診断する疾患

・不整脈
・狭心症や心筋梗塞(虚血性心疾患)
などの診断を行います

24時間心電図検査(ホルター心電図)

・心電図を記録する小さな機械を胸部に装着し、お仕事中やご自宅での日中・睡眠中を含めて24時間の心電図波形を解析する検査です。
・装着したまま、5~10分程度の入浴も可能です。

・不整脈や狭心症の診断に有効です。
・24時間の間に”うまく”目的の波形が出現しない場合は、繰り返し行うことでようやく診断に至ることもあります。

写真のように以前に比べて装置も小型になり、装置中も過ごしていただきやすくなりました。

**女性患者さんの検査時は、基本的に女性看護師・女性検査技師が担当しますのでご安心ください。

関連する症状

  • 動悸、脈の乱れ
  • ふらつき、失神
  • 胸痛

など

診断する疾患

  • 各種不整脈
  • 冠攣縮性狭心症などの虚血性心疾患

など

血圧脈波検査
(CAVI-ABI検査)

検査の概要

・ABIとは、Ankle(足関節)Brachial(上腕)Index(血流費)の略で、両足首・両上腕の4カ所で同時に血圧を測定し、その比率を評価する検査です。
・動脈硬化のため両足を栄養する血管が細くなる「閉塞性下肢動脈硬化症」の診断に主に用います。
・例えば右足に向かう血管が右足の付け根で細くなると、右足首の血流が弱くなるため、右上腕の血圧に比べて、右足首の血圧が低くなります。

関連する症状

  • 足先のしびれ
  • 足の痛み(歩行後の痛みなど)
  • 足の指などの潰瘍、壊疽

など

診断する疾患

  • 閉塞性下肢動脈硬化症(ASO)
  • 糖尿病性足壊疽
  • 重症下肢虚血

など

睡眠ポリグラフ検査
(睡眠時無呼吸症候群検査)

検査の概要

・睡眠時無呼吸症候群の診断、治療効果の経過観察のための検査です。

関連する症状

  • いびきが大きい
  • 寝ている間に、息が止まっているといわれる(無呼吸)
  • 熟眠感がない
  • 日中に倦怠感が大きい

**他、高血圧症などとの関連もあります。

診断する疾患

  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

検査の説明動画

スパイロメトリー(呼吸機能検査)

検査の概要

呼吸機能検査(スパイロメーター)では、肺活量や息を吐く強さなどを測定します。

関連する症状

  • 息切れ

診断する疾患

  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)
  • 気管支喘息
  • 間質性肺炎

などの診断、経過観察に用います。

胸部CT検査も院内で行えますので、合わせて正解な診断、初期治療を行います。

呼吸器専門医の診断、病院施設での精密検査・治療が必要な場合は、検査結果をおつけした紹介状を作成し、より的確な治療を受けていただけるように努めます。

CO分析装置