当院の放射線診断科・CT検査の特徴についてご説明します。

当院の特徴(放射線診断科)

当日にCT検査が受けられるクリニック

必要時は原則当日にCT検査を実施します。

*特に緊急性のある症状の場合は当日に検査を実施し、その場で病院への救急搬送の判断などを行います

*診療後に画像再構築等も行って最終的な画像診断を行いますので、結果説明は翌日以降になりますが、緊急性のある所見については検査直後に確認します。

*緊急性のない場合、絶食での検査が必要な場合では、診療状況により後日のご予約とさせていただく場合があります

放射線診断専門医のいる放射線診断科

放射線診断専門医(副院長)が画像診断を担当します。

「放射線診断科」に「放射線診断専門医」が在籍するのは当然と思われるかもしれませんが、現在の医療法では放射線専門医が不在でも放射線科を標榜できます。その場合、専門医の画像診断は外部委託になります。

日本医学放射線学会:放射線科の紹介

放射線診断科 × 内科診療

放射線診断科の単科クリニックではなく、

・放射線診断科(放射線診断専門医:副院長)

・内科(総合内科専門医:院長)
・循環器内科(循環器専門医:院長)
・腎臓内科(腎臓専門医:院長)

を標榜しており、内科医・放射線科医が協力して診断・治療を行っています。

当院は常勤医師が専門医資格を有する診療科のみを標榜しています

診断・治療を目的としたCT検査

CT検査を受けるだけの放射線診断科ではなく、内科診療も行っていますので、

血液・尿検査、レントゲン、エコー検査などの各種院内検査も含めて総合的に診療します。

病院の夜間救急外来同等の緊急血液検査

急病時等は、病院の夜間救急外来同等の血液検査・尿検査を実施し、治療可能な病院施設・診療科へご紹介・救急搬送いたします。

循環器・腎臓疾患の他、
・急性胆嚢炎・胆管炎
・急性膵炎
・腸閉塞(イレウス)
・大腸憩室炎
・急性虫垂炎(”盲腸”)
等の急性腹症の患者様も受診されます。

院内検査

・尿検査
・末梢血検査(白血球・CRP・貧血検査・血小板)
・生化学検査(肝機能・腎機能・電解質・CK値)
・心筋マーカー(トロポニンT)
・心不全マーカー(BNP)
・血栓マーカー(Dダイマー)
・血液ガス

近隣の救急・総合病院(登録医)

登録医療機関の一覧

当院の近隣には高度な専門医療を提供されている医療機関が多数診療されています。

日々、急なお願いにも関わらず紹介患者様の診療をお受けいただいている先生方、各病院の職員の皆様に心より感謝しております。

放射線線量を抑えたCT検査

AI機能を活用し、従来のCT装置よりも放射線線量を低減した撮影が可能です。

お気軽にお問い合わせください

CT検査をご希望の患者様へ

お気軽にお問い合わせください。

初診患者さんもWeb予約をご利用いただけます。

お電話でも結構ですのでお気軽にお問い合わせください。

代表番号:06-6955-6666

CT検査の費用

保険診療では「初診料+CT検査」の場合、

  • 3割負担:約5,500円
  • 2割負担:約3,700円
  • 1割負担:約1,800円

他の検査(採血・レントゲン等)、処方、紹介状などが必要な場合は別途費用がかかります。

診療費のお支払い方法

以下のお支払い方法をご利用いただけます

  • 現金
  • クレジットカード
    (VISA・Master・JCB・AMEX・Diners)
  • PayPay

クレジットカード・PayPayは金額に関わらずご利用いただけます

検査前の準備

  • 食事:腹部CT検査は基本的に4時間程度の絶食が必要です
  • 飲水:水分は摂っていただいて構いません。
  • 内服:絶食が不要な検査では内服して問題ありません。絶食が必要な場合は、担当医に確認してください。
  • 貴金属(ネックレス・ピアス・眼鏡・入れ歯・ヘアピンなど)は撮影部位に応じて外していただきます。
  • 検査着に着替えやすい服装でご来院ください。
  • 妊娠の可能性がある方は必ず事前にお申し出ください。

検査の流れ

1)診察、問診(検査目的、妊娠の有無等の確認)

2)検査着(長袖・長ズボン)に更衣し、金属類・アクセサリーは取り外します。

3)検査台に仰向けに横になります。

4)撮影範囲を設定するための数秒程度の撮影を1~2回行います。

5)本番の撮影を1~2回行います(20~30秒程度)

*検査台に横になってから、数分程度で検査は終了します。

放射線線量・被ばくについて

X線を用いた検査ですので必要最低限のX線被ばくを伴いますが、

当院のCT装置はAI制御により従来の装置よりも低いX線量で明瞭な画像を得ることができます。

担当医が適切な撮影プロトコルを使用し、いたずらに広範囲を撮影・照射するのではなく、診断に必要な撮影範囲を設定して検査を行います。

注意点

少しでも妊娠の可能性のある方は担当医の問診時に必ず申告してください。

胎児への影響が懸念されるため、妊婦や妊娠の可能性のある女性は不用意な放射線検査は避けましょう

妊孕性のある女性のCT検査時は、検査に影響がない場合範囲で骨盤部を放射線防護具で覆ってCT検査を行う等の配慮をして検査を実施しています。(鉛が入った放射線防護具は少し重いですが、ご容赦ください)

参考:放射線検査の胎児への影響(ガイドラインより)

産婦人科ガイドラインでは以下のように記載されています。

  • 受精後10日までの被曝では奇形発生率の上昇はない
  • 受精後11日~妊娠10週での胎児被曝は奇形を誘発する可能性はあるが、50mGy(ミリ・グレイ)未満では奇形発生率は上昇させない
  • 妊娠9~26週では中枢神経障害を起こす可能性があるが、100mGy未満では影響しない

胎児被曝線量:イギリスのデータ(Ann ICRP 2000; 30: iii-viii)

平均(mGy)最大(mGy)
頭部0.005以下0.005以下
胸部0.060.96
腹部8.049
骨盤部2579
腰椎2.48.6

引用:日本産婦人科学会・日本婦人科学会「産婦人科ガイドラインー産科編2023」

注:診療ガイドラインは随時更新されますので必要時は適宜、産科主治医に最新情報をご確認ください。


産婦人科ガイドラインでは以上のように記載されており、平均的なCT撮影では胎児へ影響する可能性は非常に低いとされており、妊娠に気づかずにCT検査を受けた場合もいたずらな堕胎を検討すべきではありませんが、妊娠中・妊娠の可能性のある女性では不必要なCT検査・放射線検査は行うべきではありません

妊娠中の女性でも、妊婦や胎児の生命に関わる場合などで診断上必要不可欠な場合にはCT検査も実施可能ですが、担当産科医との協議のもと必要性を判断すべきものですので、当院では妊娠中の女性・妊娠の可能性のある女性のCT検査は実施しません

少しでも妊娠の可能性のある女性は担当医の問診時に必ず申告してください。

その場合も、エコー検査やMRI検査での代替が可能か検討したり、産科がある総合病院に紹介する等、患者様の診断・治療につなげる努力をいたします。

心臓ペースメーカー・植え込み型除細動器(ICD)を留置している患者さんは必ず申告してください。

・心臓デバイスの誤作動・不整脈誘発の危険性があるため、心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器(ICD)の留置部位の検査(放射線照射)はできません。

アクセサリー・貴金属は最小限で来院してください。

アクセサリーや入れ歯、補聴器などの金属を身につけていると、画像にアーチファクト(影)が生じて、検査画像が不明瞭になり、病変が見えなくなる事があります。

検査前に外していただきますので紛失されないよう、貴金属の装着は最小限でのご来院をお願いします。