多発性嚢胞腎(ADPKD)についてはページ下部をご覧ください。
こんな症状はありませんか?
腎・泌尿器疾患の可能性がある症状です
- 尿が泡立つ
- 尿が褐色・黒っぽい
- 尿が赤い
- 尿が少ない、足がむくむ
- 夜間頻尿
- 歩くと息がきれる
- 体がだるい、食欲がない
- 排尿時痛、頻尿、残尿感
- 片側の腰が痛い
こんな異常を指摘されていませんか?
一度きちんと確認しましょう
- 尿蛋白が陽性
- 尿潜血が陽性
- 腎機能が悪い
クレアチニンが高い
eGFRが低い - 血圧が高い
- 血糖値が高い
- 腎のう胞がある(多発)
かかりつけ医を探されていますか?
腎臓専門医として継続診療します。
- 高血圧症
- 慢性腎臓病
- 慢性腎不全・保存器末期腎不全
*CKDステージ4~5の方も診療
*透析治療は行っていません - 多発性嚢胞腎(ADPKD)
- 慢性腎炎症候群・ネフローゼ症候群
- 急性腎炎症候群
腎臓内科で行う検査
当院で実施可能な検査
尿検査にも様々な測定項目があります。
- 尿定性検査
尿蛋白・尿潜血・尿中白血球その他 - 尿沈渣
- 尿蛋白定量
- 尿中微量アルブミン
- 尿中電解質
- 尿中Na排泄量(推定食塩摂取量)
- 尿細管マーカー
- 尿細胞診
下記の採血検査は必要時には、
院内機器で測定可能(15~20分で判明)
- 腎機能(BUN、Cr)
- 尿酸値(UA)
- 電解質(Na,K,Cl)
- 血液ガス(静脈血・動脈血)
糸球体腎炎(原発性・二次性)を
鑑別する検査も行います。
- 免疫グロブリン
IgG,IgA,IgM,IgG4 - 血清補体価
- 抗核抗体
- リウマチ因子
- その他、自己抗体
- MPO/PR3-ANCA
- 抗基底膜抗体
- 血清免疫電気泳動
- 尿中免疫電気泳動(BJP蛋白)
- 血清アミロイドA蛋白 ...etc
下記検査も院内で実施可能
- 腹部超音波検査(腹部エコー)
- 腹部CT検査
病院で受けていただく検査
- 腎生検検査
- 膠原病、自己免疫疾患の継続精査
連携病院、ご希望の病院へご紹介します。
膀胱鏡検査など、泌尿器科での受診が必要な検査は、泌尿器科クリニック・病院へ紹介します。
多発性嚢胞腎(ADPKD)
治療・全身管理
- トルバプタンの投与(適応症例)
- 降圧管理を含む全身管理
- 定期的な採血、尿検査(蛋白尿定量)
- 嚢胞感染、嚢胞出血の診断
*入院治療必要時は連携病院へ紹介
定期検査
多発性嚢胞腎では脳動脈瘤の頻度が一般人口の5~15倍、くも膜下出血の発症平均年齢も41歳(一般人口の平均より約10歳若い)とされ、定期的な頭部MRA検査が必要です。心臓弁膜症・左室肥大などの心合併症も多く心臓超音波検査での経過観察、合併例では循環器内科での心不全治療を要します。他に大腸憩室や鼡径ヘルニアなど、一般人口よりも合併頻度が高い疾患が複数あり、多発性嚢胞腎は腎臓内科のみではなく、循環器内科・総合内科としての全身管理も必要な疾患です。当院では必要な定期検査をすべて実施し、循環器専門医・腎臓専門医・総合内科専門医の視点で診療します。
以下の検査は当院内で実施
- 心臓超音波検査
- CT検査(腎嚢胞・肝嚢胞の経過観察)
- CT検査(腎容積の計測)
- 腹部超音波検査
以下の検査は連携施設で実施
- 脳MRA検査
- 腹部MRI検査
難病指定の申請・更新
院長は大阪市難病指定医です。
難病指定の臨床調査個人票で必要な項目
・各種採血、尿検査
・CT検査・腎容積計測(当院で実施)
・心臓超音波検査
・脳MRA検査(連携施設で実施)
は当院で実施可能です。
病院で難病指定を受けておられる方の更新申請も行います。
*転医時、主治医の先生に「診療情報提供書・前回の申請書類」を発行していただいてください。